皮膚に色を刺す行為は古代から世界中でありました。タトゥー(刺青)は、ほとんどの民族の歴史の中に風習がみられ、成人男子や既婚の女性であるなど、身分や所属の違いを表すことが多かったようです。1991年アルプス山脈では、紀元前3300年前の新石器時代の人が氷付けで発見されましたが、その皮膚には動物をかたどったタトゥーが確認されています。欧米では、18世紀に入ると、船乗りの間で、無事帰港できることへの祈りをこめてタトゥーを入れる風習が広まりました。
近年では、タトゥー(刺青)は、ファッションとして気軽に入れられることが多くなりました。タトゥー(入れ墨)の絵は、単純な模様から、複雑な模様まで数多くあります。不動明王や龍などをあしらったジャパニーズタトゥー(刺青)やデザイン文字(記号)を刻む梵字、さらに黒一色で描かれるトライバルタトゥーと種類は、さまざまです。
また、アートメイクと言って、眉や目じりのタトゥー(刺青)もあります。入浴や温泉旅行などで、すっぴんでもも顔がくっきり美人顔に保てるので、女性の間では人気があります。眉の形や太さなど流行があるので、アートメイクは、自然に近い薄めに彫り、後で形の修正や補充が出来るような仕上がりにします。また、気軽でファッション感覚的にタトゥー(入れ墨)を試したいという人にはアートメイク以外にも、似たような方法もいくつかあります。
なお、日本では、タトゥー(刺青)をしている人は、公衆浴場やスポーツジムなどで入場を断られたり、周囲に悪い噂が立つなど、社会生活上の不都合も少なくありません。これは、日本では、江戸時代に刑罰の印しとして、タトゥー(入れ墨)を入れられたことや、明治政府の禁止などで彫師の存在が違法となり、地下に潜ったためなどの風習が今も残っているからかもしれません。
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